自転車は、人間をひどく単純にする。
常にバランスをとらなければ落車するし、
スピードが遅すぎても早すぎてもだめ。
自転車ででかければ、自転車にのったまま
帰ってくるしか方法はない。
シンプルことしか考える余裕がない、
選択肢がないので、
考えがシンプルにならざるをえないのである。
考えがシンプルになると、自分自身と向き合うことになる。
自転車は自分の体を動かさないと前にすすまない。
健康状態も気にするし、
心肺機能、筋肉疲労、モチベーション、
これらすべてを考えなければ家に帰れないかもしれないからだ。
情報の渦にのみこまれがちな現代にとっては、
「情報を選択する選択肢を意図的に狭める」
というのは、きわめて難しい。
今では、旅行先でもWEBを開けばメールが見れるし、
新幹線の中でも電源をつけてパソコンが操作できる。
強制的に、情報をシャットダウンして、
シンプルな人間にもどる時間は、貴重だと思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿